日常生活でできる虫歯予防のための9つの習慣を詳しく解説!

2024年06月12日(水)

こんにちは。東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」です。

歯磨きで虫歯予防する女性

虫歯になった経験があると「どうして虫歯になるの?」「虫歯を予防するにはどうすればいいの?」などの疑問を持つのではないでしょうか。虫歯は、生活習慣が大きく関わる生活習慣病の一つです。

虫歯を予防するためには、乱れた食生活や喫煙、飲酒など虫歯の要因となる習慣を改善し、正しい習慣を身に付けることが重要です。

今回は、日常生活でできる虫歯予防のための9つの習慣について詳しく解説します。虫歯でお悩みの方や虫歯を予防したいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。

虫歯になる原因とは?

虫歯の原因のイラスト

虫歯の原因は、以下の3つです。

  • 細菌
  • 糖質
  • 歯質

これらの3つの原因が重なり合い、時間が経過することで虫歯が発生します。虫歯の原因について、それぞれ詳しく解説します。

細菌

虫歯の直接的な原因は、歯の表面に付着するプラーク(歯垢)に潜むミュータンス菌です。ミュータンス菌が糖質をエサにして酸を作り出し、酸によって歯が溶かされた状態が虫歯です。

酸によって歯の成分であるカルシウムやリンが溶かされ、歯が脆くなりスカスカの状態になります。

糖質

糖質は、虫歯の原因であるミュータンス菌が酸を作り出す際の材料として使われます。間食が多かったり食後に歯磨きをしなかったりすると、長時間歯が酸にさらされて虫歯のリスクが高まります。

歯の質

歯の質が弱いことも虫歯の原因になります。乳歯が生えたばかりの赤ちゃんや永久歯に生え変わったばかりのこどもは、歯の質が弱く虫歯になりやすいため注意が必要です。

日常生活でできる虫歯予防のための9つの習慣

虫歯予防習慣について教えてくれる歯科医師

虫歯を予防するには、原因となるプラークを除去して細菌の活動を抑え、歯を丈夫にする習慣を身に付けることが重要です。日常生活でできる虫歯予防のための9つの習慣をご紹介します。

  1. 食べたら歯を磨く
  2. 就寝前の歯磨きは丁寧に
  3. 糖分の摂りすぎに注意する
  4. 間食を控える
  5. よく噛んで食べる
  6. 長時間の飲酒を控える
  7. 喫煙を控える
  8. 疲れやストレスをためない
  9. 栄養バランスのよい食事を摂る

それぞれ詳しく解説します。

食べたら歯を磨く

虫歯予防の基本は毎日の磨きです。歯を磨いて虫歯の原因となるプラークをしっかり落としましょう。

とくに、食後の歯磨きは重要です。食事をするとミュータンス菌が糖分をエサにして酸を作り出し、口腔内が酸性に傾いて虫歯のリスクが高まります。食べたら磨くことを習慣にして、虫歯を予防しましょう。

就寝前の歯磨きは丁寧に

就寝中は唾液の分泌量が減少するため、細菌が増殖して活発になります。就寝前の歯磨きで細菌を減らすことが虫歯予防に非常に重要です。

就寝前はとくに丁寧な歯磨きを心がけ、虫歯を予防しましょう。

糖分の摂りすぎに注意する

虫歯を予防するためには、糖分を摂りすぎないようにすることが大切です。虫歯の原因であるミュータンス菌は糖分をエサにして歯を溶かす酸を作り出します。甘いものはできるだけ控え、量を決めて食べるとよいでしょう。

間食を控える

だらだら食べたり食事の回数が多かったりすると、口の中で虫歯菌が酸を作り続けている状態になります。間食はできるだけ控え、摂る場合は時間を決めて楽しみましょう。

よく噛んで食べる

よく噛むことで唾液の分泌が促され、虫歯の原因菌が繁殖しにくくなります。唾液には、以下の作用があります。

  • 溶けた歯を元に戻す再石灰化を促す作用
  • 口の中の汚れを洗い流す作用
  • 口腔内を中性に保つ作用
  • 細菌の繁殖を抑える作用

唾液には口腔内を清潔に保ち、お口の健康を維持する働きがあります。やわらかい食べ物をあまり噛むことなく食べていると、唾液が十分に分泌されません。

唾液の分泌が少ないとプラークが歯に付着したままの状態になり、細菌が増殖を続けることになります。噛みごたえのある適度に硬い食べものを取り入れると、唾液の分泌を促すことができます。食事の内容を工夫し、よく噛んで食べることを意識しましょう。

長時間の飲酒を控える

お酒には糖分が多く含まれているため、だらだらと食べながら長時間飲酒をすると口腔内が酸性に傾き、虫歯のリスクが高まります。

また、アルコールを摂取すると口腔内を清潔に保つ作用のある唾液の分泌量が減少します。虫歯予防のためには、長期間の飲酒は控えましょう。

喫煙を控える

喫煙習慣のある人は、喫煙を控えることで虫歯のリスクを抑えることが可能です。タバコに含まれるニコチンには、唾液の分泌量を減少させる作用があります。タバコを吸うと口腔内が乾燥して細菌が繁殖しやすい状態になり、虫歯のリスクが高まるのです。

タバコの煙を吸い込む受動喫煙でも、虫歯のリスクが高まることがわかっています。小さい子どものいるご家庭では、副流煙による子どもの虫歯に注意が必要です。

タバコは全身の健康にも悪影響を及ぼすため、禁煙するのが望ましいでしょう。

疲れやストレスをためない

疲れやストレスは唾液の分泌が減少する要因になります。睡眠・休息をしっかりとって疲れやストレスをためない健康的な生活を心がけることで、虫歯を予防できます。

栄養バランスのよい食事を摂る

歯を丈夫にするためには、栄養バランスのよい食事を摂ることが非常に重要です。栄養が不足すると歯質が弱くなり、虫歯になるリスクが高まります。

歯の再石灰化を助けるリンやカルシウム、歯の基礎をつくる良質なタンパク質、エナメル質や象牙質の土台をつくるビタミンAやビタミンCなどの栄養素をバランスよくとりましょう。

定期的に歯科医院を受診して虫歯を予防しよう!

虫歯の検診をしている人

虫歯予防には歯医者の定期検診が欠かせません。歯科医院で定期検診を受ければ、虫歯や歯周病などの口腔トラブルの予防・早期発見が可能です。フッ素の塗布や歯のクリーニングを受ければ、効果的に虫歯を予防できます。

どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、セルフケアで口腔内の汚れを取りきることは困難です。少しずつ蓄積したプラークが細菌の温床となり、口腔内のトラブルの原因になるのです。

定期的に歯のクリーニングを受ければ、虫歯になりにくい口腔環境を維持できるでしょう。万が一虫歯になっていても、定期的に歯のチェックを受けていれば早期発見が可能です。

虫歯は初期の段階では自覚症状がほとんどなく、痛みが出る頃には進行している可能性が高いです。放っておくと手遅れになり、抜歯が必要な状態になることもあります。

初期の段階で虫歯を発見して治療を開始できれば、かんたんな処置で治療を終えることができます。大切な歯を守るために、定期的に歯科医院を受診して虫歯を予防しましょう。

まとめ

歯科検診をして虫歯予防をしている人

虫歯を予防するためには、正しい習慣を身に付けることが大切です。食生活の乱れや間違った歯磨き、喫煙や飲酒などは虫歯の原因になります。

虫歯を予防するには、虫歯の原因菌が潜むプラークを除去して細菌の活動を抑え、歯を丈夫にすることが重要です。食後や就寝前には丁寧に歯を磨き、プラークをしっかり除去しましょう。

細菌のエサとなる糖質を控え、間食は時間を決めて摂ることを習慣にするとよいです。喫煙や飲酒は唾液の分泌を減少させるため、できるだけ控えましょう。

虫歯を予防するには、歯科医院で定期検診を受けることも重要です。定期的に歯科医院でフッ素の塗布や歯のクリーニング、歯科医師の診察を受ければ、虫歯になりにくい状態を維持できます。

虫歯予防に興味がある方は、東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」にお気軽にご相談ください。

ゆずり葉歯科

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