子どもの歯科検診はいつから通うべき?頻度や費用、メリットの紹介

2024年09月25日(水)

こんにちは。東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」です。

子どもが歯科検診を受けている様子

子どもの歯科検診は、健康な歯を保つために非常に重要です。定期的に歯科検診を受けることで、虫歯や歯並びの問題を早期に発見し、予防することが可能です。

では、子どもが歯科検診に通うべき時期はいつからなのでしょうか。また、歯科医院での検診では、どのようなことを行うのでしょうか。

この記事では、子どもが歯科検診で行う内容や通いはじめる時期、頻度、費用について解説します。子どもが歯科検診を受けるメリットについても解説しますので、お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

子どもの歯科検診では何をする?

子どもが歯科検診で口腔内をチェックしている様子

歯科検診では、以下のような検査やケアが行われます。

口腔内のチェック

まず、歯科医師が子どもの口腔内を視診します。虫歯や歯周病になっていないか、歯の発育に問題はないか、歯茎の健康状態に問題はないかなどを確認します。

特に、乳歯が生え始めたばかりの時期や、永久歯に生え変わる時期には、歯の生え方や位置、噛み合わせの確認が重要です。

歯並びの確認

乳歯から永久歯に生え変わる過程で、歯並びが乱れている場合や噛み合わせが悪い場合には、将来的に矯正治療が必要かどうかの判断がなされます。早期に問題を発見することで、将来の歯並びに影響を及ぼすトラブルを防ぐことができます。

フッ素塗布

虫歯予防のために、定期検診ではフッ素塗布が行われることが一般的です。フッ素には、歯のエナメル質を強化し、虫歯菌の活動を抑制する効果があるため、虫歯リスクの高い子どもに非常に有効です。

フッ素塗布は短時間で終わり、痛みもなく、子どもにも負担が少ない方法です。

歯磨き指導

歯科検診では、磨けていない部分はないかを確認したうえで、歯科衛生士が正しい歯磨きの仕方を指導します。保護者の方にもどのようにして仕上げ磨きをしたらいいのか、またどのような歯ブラシや歯磨き粉を使えばよいかをアドバイスします。

また、デンタルフロスの使い方や、歯と歯の間の清掃方法についても具体的な指導が行われます。正しい歯磨きの仕方を習得し、自宅で実践することで虫歯や歯周病の予防につながります。

シーラント処置

シーラントとはレジンという特殊な樹脂で奥歯の溝を埋めることで、虫歯になりやすい部分をカバーする予防処置です。特に、歯の溝が深くて歯ブラシが届きにくい部分に行われ、虫歯予防に効果的です。

子どもが嫌がることも少なく、簡単に行えるため、子どもの虫歯予防の処置として取り入れられています。

クリーニング

歯科検診では歯のクリーニングも行います。ふだんの歯磨きですべての汚れを落とし切ることは難しいといわれています。特に、子どもの場合は、自分でうまく磨けていないことが多いです。

歯科医院でクリーニングを受けることで、自宅での歯磨きでは落としきれない汚れをきれいに除去できるため、虫歯の予防につながります。

子どもの歯科検診はいつから通うべき?

歯科検診を受けている1歳の子ども

子どもの歯科検診は、乳歯が生え始める生後6ヶ月頃からスタートするのが理想的です。乳歯が生え始めると、食べ物のカスが歯に付着し、虫歯になるリスクが高まります。定期的に歯科検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・予防が可能になります。

また、子どもの歯科検診は、お口の中を清潔に保つための指導を受ける良い機会です。さらに、早いうちから歯科医院に慣れておくことで、将来的に歯科治療が必要になった場合でも、治療がスムーズに進むことが期待できます。

乳歯のケアが重要な理由は、乳歯が永久歯の成長に影響を与える可能性があるからです。健康な乳歯を維持することは、将来の歯並びや噛み合わせを良好に保つことにつながります。

また、乳歯が虫歯になると進行しやすいです。定期的に検診に通うことで早期発見・早期治療につながるでしょう。

子どもが歯科検診に通う頻度

子どもの歯科検診に通う頻度イメージ

子どもが歯科検診に通う頻度は、一般的に3〜4ヶ月に1回が理想的とされています。成長過程にある子どもの口腔内環境は変化しやすく、虫歯のリスクが高まるため、この頻度で検診を受けることが推奨されます。

特に、乳歯が生え始める時期や永久歯に生え変わるタイミングでは、定期的に検診を受けることで、虫歯や歯並びの問題を早期に発見・対処できます。

子どもの歯科検診にかかる費用

子どもの歯科検診にかかる費用イメージ

子どもの歯科検診にかかる費用は、自治体や歯科医院によって異なります。

自治体ごとに発行される乳幼児医療証がある場合は、自己負担額が軽減されることが一般的です。例えば、定期検診の際の基本的な診察やフッ素塗布を、自治体のサポートがある場合は無料または一部負担で受けることができます。

ただし、特別な予防処置が必要な場合は、保険適用外となり、追加費用が発生することもあります。どれくらいの費用がかかるのか、また保険が適用されるのかについては歯科医院によって異なるため、詳しくはかかりつけの歯科医院で確認してください。

子どもが歯科検診を受けるメリット

子どもが歯科検診を受けるメリットイメージ

子どもが歯科検診を受けるメリットは、以下の通りです。

虫歯の早期発見と予防につながる

子どもの歯科検診の最大のメリットは、虫歯を早期に発見できることです。乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすく、進行が早いです。定期的に歯科検診を受けることで、虫歯を初期の段階で発見・治療できます。

また、フッ素塗布やシーラントなどの予防処置を受けることで、虫歯になるのを未然に防ぐことが可能です。

正しい歯磨きの仕方を身に付けられる

歯科検診では、歯科医師や歯科衛生士から正しい歯磨きの仕方について指導を受けることができます。歯磨きの重要性や歯ブラシの選び方など、子どもと一緒に学ぶことができるため、日々の歯磨き習慣を見直す良い機会となります。

正しい歯磨き習慣は、虫歯予防だけでなく、歯茎の健康を維持することにもつながります。

歯並びや顎の成長を確認できる

歯科検診では、歯並びや顎の成長も確認します。子どもの成長過程で、歯が正常に生えているか、噛み合わせが正しいかなどを早期にチェックすることで、将来的な矯正治療の必要性を判断することができます。

歯並びが悪い場合、適切な時期に矯正治療を開始することで、効果的な治療が可能になります。

口腔内の健康を守ることができる

定期的に検診を受けることで、口腔内の健康を守ることができます。歯科検診では虫歯になっていないかを確認するだけでなく、プラークや歯石の除去も行われます。これにより、口腔内のトラブルを未然に防ぎ、健康な歯と歯茎を保つことができるのです。

特に、歯石が溜まると歯周病になるリスクが高まるため、定期的に歯科医院で除去してもらう必要があります。

歯科医院への抵抗感が減る

定期的に歯科医院を受診することで、子どもが歯科医院に対して抱く恐怖心や不安感を和らげることができます。

子どものときから歯科検診を受けることを習慣化することで、歯の治療をスムーズに受け入れられるようになり、将来にわたって口腔ケアに対する意識が高まるでしょう。

まとめ

歯科検診を受け健康な歯を維持できている子ども

子どもの歯科検診は、乳歯が生え始める6か月ころからスタートすることが推奨され、歯の健康を守るために重要です。歯科検診では、虫歯や歯並びのチェック、歯磨き指導、フッ素塗布などが行われます。特に乳歯が虫歯になると永久歯に影響を与える可能性があるため、しっかりとケアを行って予防することが大切です。

また、子どものうちから歯科医院に慣れることで、歯科治療に対する恐怖心を軽減する効果もあります。自治体によっては無料、または一部負担で歯科検診を受けられる場合もあります。定期的に歯科検診を受け、子どものお口の健康を守りましょう。

お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの方は、東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、子育て中のママとお子様に優しいクリニックを目指して、根管治療や入れ歯治療、ホワイトニング、小児歯科などさまざまな診療を行っています。診療案内ページもぜひご覧ください。

ゆずり葉歯科

TEL 03-6661-0070

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-16-1

診療時間
10:00 - 13:00
14:00 - 17:00
【休診日】水曜日・土曜日・日曜日・祝祭日
※祝祭日がある週は水曜日診療となります。
TOP