床矯正で失敗するケースとは?失敗しないためのポイントも
こんにちは。東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」です。

子どもの歯並びが気になり始め、床矯正を検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、床矯正は万能な治療法ではなく、実際に「思ったような効果が得られなかった」「後戻りしてしまった」などの声も耳にします。
床矯正で希望通りの結果を得るためには、治療のメリットだけでなく、リスクや注意点についても知っておくことが大切です。
今回は、床矯正の失敗例や原因、そして治療を成功させるために知っておきたいポイントについて詳しく解説します。お子さまの矯正治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
床矯正とは

床矯正(しょうきょうせい)とは、主に成長期の子どもを対象とした矯正治療のひとつで、歯がきれいに並ぶスペースを確保することを目的としています。永久歯が生えそろう前の段階で、あごの骨の成長を促しながら、歯が並ぶ土台を整えていきます。
取り外しができる装置を使うため、学校での見た目を気にする必要がなく、食事や歯みがきの際に外せるのも特徴です。
床矯正の目的は、歯の位置そのものを動かすのではなく、歯が並ぶスペースをあらかじめ確保することにあります。これにより、将来的に歯を抜かずに済む可能性が高まり、見た目だけでなく、噛み合わせや発音、あごの成長バランスなどにも良い影響を与えることが期待できます。
治療にかかる期間は個人差がありますが、おおよそ6か月から2年程度が目安とされています。歯科医院によって考え方や治療方法には差があるため、最初にしっかりと説明を受け、自分に合った選択をすることが大切です。
床矯正で失敗したケース

ここでは、実際に起こりうる床矯正の主な失敗のケースを具体的にご紹介します。
歯並びが綺麗にならなかった
矯正治療の目的は、歯並びを整えて見た目と機能の両方を改善することですが、床矯正では思ったほど歯が動かず、理想的な歯並びにならないケースもあります。
特に、装置の装着時間が足りていない場合や、成長のタイミングと治療が合っていない場合には、十分な効果が得られないことがあります。また、装置で広げることができるのは主に顎の幅であり、歯そのものを大きく動かす治療ではないため、歯の傾きや細かな位置の調整は難しいとされています。
床矯正だけでは希望する仕上がりにならず、床矯正後に別の矯正治療が必要になることもあるのです。床矯正だけで歯並びが整うと考えていた場合、失敗したと感じるかもしれません。
顎の成長が想定どおりに進まなかった
床矯正は、顎の成長を利用して歯がきれいに並ぶスペースを作る治療法です。そのため、想定していたとおりに顎が成長しないと、予定したいた効果を得られないことがあります。
例えば、顎の成長があまり進まなかった場合、歯並びが整わないことがあります。また、逆に成長しすぎた場合も歯並びに影響が出ることがあります。
矯正中に虫歯や歯周病になった
床矯正の装置は取り外しが可能ですが、装置の内側や歯の周囲に汚れがたまりやすい傾向があります。正しく清掃ができていないと、虫歯や歯ぐきの炎症を引き起こす原因になります。
とくに、子どもはまだ自分で完璧に歯みがきを行うのが難しく、保護者の方のサポートが欠かせません。虫歯や歯周病を防ぐためには、装置を清潔に保つことと、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です。
治療期間が思っていたより長くなった
「1年くらいで終わると思っていたのに、3年以上かかった」というケースもあります。床矯正では歯や顎の成長を利用するため、短期間で劇的に変化を感じられる治療ではありません。また、顎を広げたあとに歯が自然に正しい位置へ動くには時間がかかることがあります。さらに、子どもの成長や生活環境によってもペースは変わります。
長期化するにつれて、子どもや保護者のモチベーションが下がりやすくなるため、あらかじめ治療にはある程度の期間が必要であると理解しておくことが重要でしょう。
装着時間を守らなかった
床矯正の装置は、1日12時間以上の装着が推奨されています。しかし、子どもの協力度や生活リズムの影響で装着時間が不足すると、計画どおりに歯や顎が動かず、目的とする効果が得られなくなることがあります。夜間のみの装着に頼るだけでは効果が限定的で、歯の位置や顎の骨の状態が元に戻る可能性があります。
床矯正での失敗を防ぐためには

床矯正で失敗を防ぐには、治療を始める前にしっかり準備をしておくことが大切です。ここでは、床矯正を成功させるためのポイントを詳しく解説します。
信頼できる歯科医師を選ぶ
床矯正の成否は、どの歯科医院・歯科医師を選ぶかによって大きく左右されます。床矯正に限らず、矯正治療は専門性の高い分野であり、経験や知識が不足していると適切な診断や治療計画を立てることが難しくなります。
歯科医師を選ぶポイントとしては、床矯正の治療実績があるか、治療の説明が丁寧でわかりやすいか、アフターケアやフォロー体制がしっかりしているかなどが挙げられます。また、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、比較検討することも大切です。
安易に「近いから」という理由だけで決めず、お子さまの将来の口腔環境を考え、安心して任せられる歯科医師を選びましょう。
装着時間を必ず守る
床矯正では、装置を決められた時間通りに使うことがとても大切です。装着時間が短くなると、歯やあごが思ったように動かず、治療が長引いたり、十分な効果を得られなかったりすることがあります。
小さなお子さまの場合、装置をつけるのを嫌がることもありますが、毎日の習慣として自然に使えるようにご家族がサポートしてあげましょう。
定期的な通院を欠かさない
床矯正の経過は、子どもの成長とともに日々変化します。装置の状態や歯の動きを確認するためには、定期的な通院が不可欠です。
歯科医師のチェックによって、装置の調整や計画の見直しが必要なタイミングを逃さずに対応できます。とくに成長期の子どもは口腔内の変化が激しく、通院を怠るとトラブルを見逃しかねません。
予定されたスケジュールで通院を続けることが、矯正治療をスムーズに進めるうえで非常に重要です。
口腔ケアを徹底する
床矯正の装置を入れたまま長時間過ごすと、どうしても装置の周りに汚れが溜まりやすくなります。これを放置すると、虫歯や歯ぐきの炎症の原因になります。
毎日の歯磨きはもちろん、装置を外して清潔に保つことがとても大切です。専用のクリーナーなどを使って、装置そのものもきちんと手入れをしましょう。定期的にお口全体の状態をチェックしてもらうことで、トラブルを未然に防げるようになります。
お子さまと保護者の方が協力する
床矯正では、装置の装着時間や取り扱い、定期的な調整など、ご家庭での管理が大きな役割を果たします。そのため、お子さまと保護者の方が同じ目標を持ち、日々の習慣として矯正を進めていけるよう協力することが重要です。
また、装置の装着に対して不安を抱えるお子さまに丁寧に説明し、正しい知識を持った上で治療に取り組める環境を作ることも大切です。
まとめ

床矯正は、成長期の子どもにとって負担が少なく、自然に歯並びを整えられる治療法として注目されています。しかし、治療の内容や目的を正しく理解しないまま始めると、思ったような結果が得られないことがあります。
歯並びが整わない、治療期間が長引く、虫歯になるといった失敗を防ぐためには、信頼できる歯科医院を選び、装着時間や口腔ケアを徹底し、家庭でのサポートをしっかり行うことが大切です。
床矯正を検討されている方は、東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、子育て中のママとお子様に優しいクリニックを目指して、根管治療や入れ歯治療、ホワイトニング、小児歯科などさまざまな診療を行っています。診療案内ページもぜひご覧ください。
