虫歯治療は痛い?治療後に痛いと感じるときの対処法も

2025年05月28日(水)

こんにちは。東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」です。

虫歯治療を受ける女性の口元

虫歯の治療をはじめ、歯科医院で行われる治療には痛みが伴うイメージがある方も多いのではないでしょうか。虫歯治療は必ずしも痛みを伴うものではありません。

今回は、虫歯治療で痛みが起こるタイミングや、治療後に痛いと感じるときの対処法を解説していきます。安心して治療を受けられるよう、参考にしてください。

虫歯治療は痛い?

虫歯治療は痛いのか考える女性

神経がある歯の治療の場合、痛みが出やすいです。痛みが出る可能性が高い場合の治療は局所麻酔を使って行いますので、麻酔が確実に効いていれば痛みは感じません。

しかし、何らかの原因で麻酔がうまく効いていない場合や、麻酔では取り除けない不快感によって、痛みを感じる場合があります。虫歯治療時に、痛み・不快感を感じる時に考えられる原因は、次の3つです。

麻酔が十分に効いていない

麻酔の効きやすさには個人差があります。効きにくい体質の場合には、平均的な麻酔量では十分に麻酔が効かないことがあります。

手を挙げるなどして、麻酔が効いていないこと、麻酔を追加してほしいことを伝えるようにしましょう。

また、患部の炎症状態が強いと麻酔が効きにくいです。例えば、虫歯が大きく進行して歯がズキズキと痛んでいるような状態は、麻酔が効きにくいでしょう。

炎症が大きくなる前に治療を行うのが理想ですが、既に炎症が大きい場合には、抗生物質などの薬を服用して炎症が落ち着いてから治療をすることもあります。

虫歯が深く神経に近い

歯の神経の近くを削ると、刺激が伝わって痛みが出やすいです。この場合もしっかり麻酔を効かせれば、痛みなく治療を行うことが可能です。神経が死にかけているなど、炎症が強い場合には麻酔が効かずに強い痛みを伴うこともあるでしょう。

痛みを感じたら、歯科医師に伝えてください。麻酔量を増やしたり、先に投薬で炎症を抑えて段階的に処置したりします。

器具の振動や圧力による不快感

しっかり麻酔が効いている状態でも、触られている感覚や押されるような感覚は消えません。歯科治療で使われるドリルの振動や音、歯の内部に器具を入れた時の圧力などの不快感を、痛みとして感じることがあります。

これらは実際には痛みではないため、そのまま治療を進めても強い痛みを感じるようなことはありません。

ただし、不快感や緊張が強く、歯科治療の継続が困難な場合もあります。リラックスした状態で治療が受けられるよう、笑気ガスや静脈内鎮静法が使用できる歯科医院を選択するのも一つの方法です。

虫歯治療後に痛いと感じる原因

神経まで達し痛みを感じる虫歯の模型

治療後に痛みを感じる原因は、以下のとおりです。

虫歯が深い

虫歯が深かった場合は、神経の近くを削っているため、一時的に神経が過敏になり、痛みを感じることがあります。歯科治療では、出来るだけ歯の神経を抜かずに治療を行うのが一般的です。神経を取ると歯の寿命は短くなり、再び神経を戻すことはできません。

深い虫歯で神経近くまで削った場合、神経を抜かなくても大丈夫か、一度仮の蓋をして様子をみることがあります。この場合、帰宅してからズキズキと痛みが出ることがあります。

しばらくして痛みが治まるようなら問題ありませんが、痛みが強い場合には、次の治療で歯の神経を抜かなくてはならないことが多いです。ベストな治療をするための必要な段階だと捉えるのが良いでしょう。

詰め物や被せ物の高さが合っていない

詰め物・被せ物の治療をした後、噛み合わせの高さが合っていないと、歯に圧力がかかり痛みが出ることがあります。高さを調整することで痛みは改善します。

根管治療をした

虫歯が大きく、歯の根の治療をした場合、根管内部や周囲の組織に炎症や刺激が残っていることで、痛みが出るケースがあります。処置後に一時的なもののことが多いです。

2〜3日鈍い痛みが続くことが多いですが、それ以上続く場合には歯科を受診しましょう。

仮の詰め物が取れた

虫歯治療が途中で仮の詰め物をしている場合、詰め物が取れると歯の内側が露出してしみるなどの痛みを感じることがあります。そのままだと刺激を受けやすいため、仮の詰め物を再装着する必要があります。

虫歯治療後に痛いと感じるときの対処法

虫歯治療後に痛みを感じ薬を服用する様子

虫歯治療後に痛みを感じた場合には、次のように対処しましょう。

痛み止めを飲む

一時的に神経が過敏になっている場合や、根管治療後の一時的な痛みの場合には、痛み止めを飲んで痛みをコントロールしましょう。歯科医院であらかじめ痛み止めが処方されることもありますが、処方されていない場合には市販の痛み止めで問題ありません。

歯科医院を受診する

痛みが強い場合には、迷わず歯科医院を受診するようにしましょう。詰め物や被せ物の高さを調整したり、取れてしまった仮の詰め物を再装着したりすれば、適切に対処すれば痛みを抑えられます。

根管治療後の場合は、仮蓋を取り除いて内部の圧力を弱めるなど、歯の状態によって適切な処置を行えます。歯の神経を抜かずに様子をみていた場合、痛みが強ければ神経を取る処置も検討されます。

虫歯治療後の注意点

虫歯治療後の注意点のイメージ

虫歯治療後は、痛みが出ないように注意点を意識して過ごしましょう。ここでは、虫歯治療後に気をつけたほうが良いことを具体的に紹介します。

麻酔が切れるまでは食事を控える

麻酔が効いている間は、頬や唇の感覚がありません。誤って頬の内側や舌を噛んでしまうと大きな傷になる可能性があるので、麻酔が切れてくるまでは、食事をしないように注意しましょう。

また、麻酔が効いている間は熱さも感じにくくなっています。熱い飲み物はやけどの危険があるので、十分に注意しましょう。

麻酔の種類や患者さまの状態によりますが、麻酔の効果は2〜4時間ほど持続します。治療で麻酔を使用する可能性がある場合は、歯科医院を受診する前に食事を済ませておくと良いでしょう。

治療をした歯では噛まない

最終的な詰め物や被せ物が入っていない歯は、治療途中で敏感な状態です。仮の詰め物が入っている場合は、その歯で噛むと詰め物が取れる恐れがあります。

そのため、食事の際は治療した歯で噛まないようにしましょう。刺激を避けて過ごすことが重要です。

患部を舌や指で触らない

患部の状態が気になるかもしれませんが、なるべく舌や指で触らないようにしましょう。頻繁に触っていると、刺激になって痛みが出ることがあります。

また、不必要に触れて細菌が入り込むと、炎症を起こす可能性もあります。痛みが発生するだけでなく、治療が長引く要因にもなるので、患部に刺激を与えないようにしてください。

薬は指示通りに服用する

痛みが出やすい場合や炎症が強い場合には、歯科医院で薬が処方されることがあります。薬が処方されている場合には、必ず指示通りに服用しましょう。

歯磨きなどのケアは継続する

虫歯の治療中でも、歯磨きなどのケアは怠らないようにしましょう。汚れが溜まると歯茎が炎症を起こし、痛みにつながる可能性があります。

歯科医院で指示が無い場合には、通常通りに歯磨きをして問題ありません。強く磨かないほうが良いと指示された場合には、優しく汚れを取り除くようにしましょう。全く磨かないということはないよう、毎日口腔ケアを実施してください。

次の受診を忘れない

虫歯治療は一回で終わらないことも多いです。仮の詰め物の状態や、途中までの治療の状態で放置すると、虫歯は悪化してしまいます。後に大きな痛みが出てくる可能性も高まるでしょう。

虫歯は、放置しても治りません。必ず治療しなければなりませんので、虫歯がしっかり治るまでは受診を続けるようにしましょう。

まとめ

虫歯の痛みから解放されて食事を楽しむ女性

痛みが出やすい治療では、局所麻酔を行います。麻酔がしっかりと効いていれば痛みを感じることはありません。

しかし、体質や炎症の強さによって、麻酔が効きづらい場合があります。麻酔がしっかり効いていないと治療時に痛みを感じるので、歯科医師に伝えて麻酔を追加してもらうなどして対処しましょう。

また、治療後の痛みや違和感は珍しいことではありません。痛み止めで痛みが緩和されれば良いですが、何か異常を感じたら早めに受診をしましょう。

虫歯治療を検討されている方は、東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、子育て中のママとお子様に優しいクリニックを目指して、根管治療や入れ歯治療、ホワイトニング、小児歯科などさまざまな診療を行っています。診療案内ページもぜひご覧ください。

ゆずり葉歯科

TEL 03-6661-0070

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-16-1

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