審美歯科とは?治療内容や費用、歯医者との違い、保険適用について解説!

2024年09月11日(水)

こんにちは。東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」です。

審美歯科について相談している患者

虫歯や歯周病などの機能的な治療をしながら、仕上がりも美しく整えられるのが審美歯科です。

しかし「審美歯科って何?」「普通の歯医者と何が違うの?」などと、審美歯科について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、審美歯科で行う治療内容や費用、一般的な歯医者との違いについて詳しく解説します。審美歯科での治療が気になっている方や見た目を重視した治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

審美歯科とは

審美歯科イメージ

審美歯科とは、歯や口元の美しさに焦点を当てて処置する総合的な歯科治療です。歯科治療には、虫歯や歯周病などの歯のトラブルを治したり正しい噛み合わせにしたりする機能面を重視した治療と、歯の形や色、歯並びなどの見た目を整える治療があります。

審美歯科では機能性と審美性に優れた治療が提供できます。特に、見た目の仕上がりが気になる方に選ばれている治療方法です。

審美歯科の治療内容

マウスピースとホワイトニング液

審美歯科で行われる治療内容は、以下のとおりです。

  • ホワイトニング
  • セラミック治療
  • ラミネートベニア
  • クリーニング

それぞれ詳しく解説します。

ホワイトニング

ホワイトニングは、歯の表面に付着した汚れや黄ばみを取り除き、歯を白くするための歯科治療です。主に、コーヒーや紅茶、ワイン、タバコなどによる着色や、加齢による変色を改善する目的で行われます。

ホワイトニングには、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニング、さらに2つを併用するデュアルホワイトニングの3つの方法があります。以下にそれぞれの特徴を解説しますので、ご自身に合う方法を見つける際の参考にしてください。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニング方法です。薬剤を塗布したマウスピースを1日1〜2時間程度装着して歯を白くしていきます。低濃度の薬剤をじっくりと浸透させるため、効果が持続しやすいのが特徴です。

マウスピースを作製したあとは自宅でホワイトニングができるため、通院時間がない方や自宅で手軽に歯を白くしたいと考える方に選ばれています。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行うホワイトニング方法です。歯科医師や歯科衛生士が高濃度の薬剤を使用して歯を白くしていきます。濃度の高い薬剤を使用するため、短時間で効果が得られる点がメリットです。

ただし、オフィスホワイトニングは無カタラーゼ症の方は受けられません。オフィスホワイトニングで使用する薬剤には過酸化水素が含まれています。無カタラーゼ症の方は過酸化水素を体内で分解できないため、オフィスホワイトニングは受けられないのです。

デュアルホワイトニング

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの2つを併用して歯を白くする方法が、デュアルホワイトニングです。2つの方法を併用して行うため、持続性と即効性が高いホワイトニング方法といえるでしょう。

セラミック治療

セラミック治療は、陶器と同じ素材であるセラミックの詰め物・被せ物を使用した治療法です。虫歯などで歯を削った部分にセラミックの詰め物・被せ物を装着して見た目と機能を回復させます。

セラミックは白く透明であるため、天然歯に近い見た目を再現できます。また、適切にメンテナンスをすることで長期間使用できる点もメリットです。さらに、金属を使用しない素材を選択すれば、金属アレルギーを発症したり歯茎が黒ずんだりする心配もありません。

ただし、セラミック治療には保険が適用されないため、費用は高額になります。

ラミネートベニア

ラミネートベニアは、歯の表面を削って薄いセラミックを貼り付ける治療法です。歯と歯の隙間を整えたり、ホワイトニング効果の出にくい歯を白くしたりする目的で行われます。透明感のある白いセラミックのため、自然で美しい仕上がりが期待できます。

また、歯を削る量が少ないため、麻酔を使用せず短期間で治療できる点もラミネートベニアのメリットです。

クリーニング

クリーニングは、歯の表面にこびりついた汚れや、歯と歯茎の隙間の汚れを専用の器具などで取り除く処置です。定期的にクリーニングを受け、歯磨きで取り除けない汚れを除去することで、歯周病や虫歯のリスクを軽減できます。

審美歯科治療は保険が適用される?

審美歯科治療は保険が適用されるかイメージ

審美歯科での治療は、基本的に見た目を重視した美容目的で行うため、ほとんどが保険適用外です。保険が適用されるのは、噛むなどの歯の機能を回復させるための最低限の治療のみで、美容目的の治療は保険適用外になるのです。

しかし、なかには保険が適用されるケースもあります。どのような症例に保険が適用されるのかを判断するのは難しいため、歯科医師に確認するとよいでしょう。

審美歯科の費用目安

審美歯科の費用目安イメージ

上述のとおり、審美歯科での治療は基本的に保険が適用されません。自由診療になるため、歯科医院ごとに費用は異なります。一般的な審美歯科治療にかかる費用の目安は、以下のとおりです。

<審美歯科の費用の目安>

治療名費用
ホワイトニング・ホームホワイトニング:2万円〜4万円程度
・オフィスホワイトニング:2万円〜7万円程度
・デュアルホワイトニング:5万円〜10万円程度
セラミック治療・詰め物:1本4万〜8万円程度
・被せ物:1本8万〜18万円程度
ラミネートベニア1本10万〜15万円程度
クリーニング5,000円〜2万円程度

上述したように、費用は歯科医院によって異なりますが、大きな価格差はないでしょう。

しかし、比較する際は治療費の安さだけで選ぶと、すぐに再治療が必要になるケースもあります。そのため、安さだけで選ぶことは避けたほうがよいでしょう。治療や保証の内容、材料や薬剤なども確認し、納得したうえで治療を受けることが大切です。

審美歯科と歯医者の違い

審美歯科と歯医者の違いイメージ

審美歯科と歯医者では、以下の3つの異なる点があります。

  • 費用
  • 治療目的
  • 材料・仕上がり

何が違うかをきちんと理解してから、治療を受けましょう。それぞれについて以下に詳しく解説します。

費用

審美歯科と歯医者の1つ目の違いは、治療にかかる費用です。歯の治療は、健康保険が適用される保険診療と、保険適用外の自由診療に分かれています。一般的な歯科治療は保険診療のため、医療費を一部負担することで治療を受けられます。

一方で審美歯科治療は保険適用外なので全額自費で払わなければなりません。自費診療の場合は、歯科医院によって金額が異なるため、きちんと調べてから治療を受けることが大切です。

治療目的

審美歯科と歯医者は治療目的も異なります。一般の歯科治療は、虫歯や歯周病治療、噛み合わせなど、口腔内のトラブルや機能的な部分のケアが目的です。

一方、審美歯科は歯の美しさを追求することが主な目的で、見た目を改善するための治療が中心です。歯の形や色、歯並びを整えることに重点を置いています。

材料・仕上がり

取り扱う材料や仕上がりも、審美歯科と歯医者の異なる点です。審美歯科では口元を美しく仕上げることを目的とした治療を行うので、一般的な虫歯治療で使用する材料とは異なります。

例えば、虫歯治療で歯を削った際の詰め物の場合、歯医者では銀歯や歯科用プラスチックを使用することがほとんどですが、審美歯科では自然な仕上がりにするために白いセラミックを使用します。また、詰め物を接着する材料も異なります。

歯医者と審美歯科では使用する材料が異なるため、見た目の仕上がりにも差が出るのです。

まとめ

審美歯科によって白い歯になった女性

審美歯科とは、歯や口元の美しさを重視して行う歯科治療です。審美歯科には、ホワイトニングやセラミック治療、ラミネートベニア、クリーニングなど、さまざまな治療内容があります。美しい歯や口元を手に入れることができれば、笑顔に自信をもてるようになるでしょう。

ただし、審美歯科での治療は基本的に保険が適用されないため費用は高額です。治療内容や歯科医院によって費用は異なるため、事前に歯科医院で確認してください。

審美歯科治療を検討されている方は、東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、子育て中のママとお子様に優しいクリニックを目指して、根管治療や入れ歯治療、ホワイトニング、小児歯科などさまざまな診療を行っています。診療案内ページもぜひご覧ください。

ゆずり葉歯科

TEL 03-6661-0070

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-16-1

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