歯医者のクリーニングのメリットは?デメリットや費用、通院頻度も

2025年01月08日(水)

こんにちは。東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」です。

歯医者でクリーニングの施術を受けている女性

「毎日歯磨きをしているから、歯医者でクリーニングを受ける必要はない」という方がいらっしゃいます。

しかし、どんなに歯磨きが上手な方でも、磨き残しはできるものです。硬い汚れである歯石は、ふだんの歯磨きでは除去できません。そのため、定期的に歯医者でクリーニングを受けることが重要なのです。

この記事では、歯医者でクリーニングを受けるメリットや費用について解説します。お口の状態別のクリーニングの頻度についても言及していますので、ぜひ参考にしてみてください。

歯医者のクリーニングとは

歯医者のクリーニングで歯石を除去しているイメージ

歯のクリーニングとは、磨き残しである歯垢や歯石を除去することです。歯垢は数日で硬い歯石へと変化し、歯石になると歯ブラシでは取り除けなくなります。そのため、定期的に歯医者に通い、専門的なクリーニングを受ける必要があるのです。

歯医者のクリーニングでは、専用の機械や器具を使用して、歯垢や歯石を徹底的に除去します。さらに、歯の表面を丁寧に仕上げ磨きすることで、着色や汚れの付着を予防する効果もあります。

歯に付着した汚れを放置すると、さまざまなお口のトラブルに発展し、歯を失うことになるかもしれません。そのため、定期的に歯医者でクリーニングを受けて、お口の中を清潔に保つ必要があるのです。

歯医者のクリーニングのメリット

歯医者のクリーニングのメリットイメージ

歯医者でクリーニングを受けることのメリットは、以下の3点です。

虫歯や歯周病の予防につながる

虫歯や歯周病の原因菌は、磨き残しである歯垢や歯石に潜んでいます。お口の中に磨き残しがあると、細菌が繁殖して、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。

特に、磨き残しが生じやすい歯と歯の間や歯と歯茎の境目から、虫歯や歯周病は進行するといわれています。そのため、毎日の歯磨きだけでなく、定期的に歯医者でクリーニングを受けることが大切なのです。

歯医者のクリーニングでは、専用の機械や器具を使用して歯ブラシが届きにくい部位に付着した汚れも除去します。また、クリーニングの際に虫歯や歯周病の有無もチェックしてもらえるため、口内トラブルの予防にもつながるでしょう。

口臭の改善や予防につながる

お口の中が不衛生な状態が続くと、口臭がきつくなることがあります。また、歯周病により歯茎から出血したり膿が出たりすることも口臭の原因のひとつです。歯垢や歯石を取り除くことで、口臭の改善・予防につながるでしょう。

着色汚れを除去できる

歯の表面に汚れが付いたままになると、食べ物の色素により歯が黄ばむことがあります。

歯の黄ばみやくすみは、人の第一印象や清潔感に悪影響を与えるかもしれません。特に、紅茶やコーヒー、緑茶などの茶渋、カレーやソースなどの色素の濃い食べ物による着色汚れは除去しにくいといわれています。

歯医者で歯のクリーニングを受けることで、歯本来の白さを取り戻せるでしょう。さらに、専用の機械を使用して歯の表面を仕上げ磨きすることで、汚れや着色の再付着を予防する効果も期待できます。

歯医者のクリーニングのデメリット

歯医者のクリーニングのデメリットイメージ

歯医者でのクリーニングには、基本的にはデメリットはありません。

しかし、歯や歯茎が健康でない場合、以下のような症状が現れることがあります。

しみることがある

歯と歯茎の境目や歯の根元に汚れが付いている場合、クリーニングを受けたあとに歯がしみることがあります。これは、一時的な知覚過敏のような状態のため、問題ないケースがほとんどです。

歯茎が健康な状態になれば症状は改善されるケースが多いので、しばらく様子を見るとよいでしょう。

痛みが出ることがある

歯石は、歯ブラシでは除去できない硬い汚れの塊です。

歯石が歯に硬くこびりついている場合、器具に力をかける必要があるため、違和感や痛みが出ることがあります。特に、磨き残しが多い方や歯医者にしばらく通っていない方の場合、痛みが出やすいでしょう。

器具が歯や歯茎に触れる刺激により痛みを感じることもありますが、痛みが長引くことはありません。

歯石を放置すればするほど、歯に硬くこびりつき、強い力をかけて除去する必要があります。そのため、痛みに弱い方は、定期的に歯医者でクリーニングを受けることが推奨されます。

出血することがある

歯垢や歯石が付着していると、細菌感染により歯茎から出血しやすくなります。特に、歯周病を引き起こしている場合、軽い刺激が加わっただけで出血することもあるでしょう。

しかし、炎症の原因である歯石を取り除くことで、歯茎の出血が治まることが多いです。出血するからと歯磨きやクリーニングを避けていると、歯周病が重症化する可能性があります。

歯周病は痛みがないままに悪化し、気付いたときには歯がグラついていることも珍しくありません。最終的には歯を失うこともあるため、定期的に歯医者でクリーニングを受けることが重要です。

歯医者のクリーニングの費用

歯医者のクリーニングの費用イメージ

歯医者のクリーニングには、保険と自費の2種類があります。ここでは、それぞれの費用について解説します。

保険のクリーニングの費用

保険のクリーニングの費用は、3割負担で約3,000円〜4,000円です。

ただし、初診の場合は初診料や検査の費用が必要になり、この費用よりも多くかかる場合があります。保険のクリーニングの内容は、歯垢や歯石の除去、歯面清掃、歯磨き指導などです。

保険のクリーニングの目的は、虫歯や歯周病を予防することです。着色除去や審美に特化したクリーニングを受けたい場合は、保険が適用されません。また、保険にはルールがあるため、1回の施術でできる内容には限りがあり、複数回の通院が必要になるのが一般的です。

自費のクリーニングの費用

自費のクリーニングの費用は、約5,000円〜1万円です。自費のクリーニングでは、虫歯や歯周病の予防にくわえ、審美的な改善も期待できます。特に茶渋やヤニによる着色は、専用の機械でないと除去が難しいです。

そのため、着色除去に特化した施術を受けたい場合は、自費のクリーニングを受けるのが推奨されます。

また、自費のクリーニングは1回の施術時間や内容に制限がないため、患者様に合わせたスケジュールをご提案できます。1回の施術に時間をかけることもできるため、通院にかかる患者様の負担を減らせるのがメリットです。

ただし、施術内容や施術時間によって、追加で費用がかかることもあります。そのため、予算に合わせて、歯科医師と相談しながらクリーニングを検討するとよいでしょう。

歯医者のクリーニングの通院頻度

歯医者のクリーニングの通院頻度

歯医者のクリーニングの頻度は、お口の状態によって異なります。

歯磨きがしっかりできている方

歯磨きがきちんとできている方は、約3〜6ヵ月に1回の頻度でクリーニングを受けるのがよいでしょう。毎食後にしっかりと歯磨きができていれば、虫歯や歯周病になるリスクが低いため、1年に2〜4回の通院頻度で問題ないとされているのです。

歯石が付きやすい方

口内の状態や唾液の質、生活習慣などによって、歯石の付きやすさは異なります。歯石を放置するとさまざまな口内のトラブルを引き起こす可能性があるため、歯石が付きやすい方は2〜3ヵ月に1回はクリーニングを受けましょう。

また、歯磨きによるセルフケアと食生活を見直すことも大切です。

歯並びが悪い方・歯磨きが苦手な方

磨き残しのリスクが高い方は、1〜2ヵ月に1回の頻度でクリーニングを受けることが推奨されます。例えば、歯並びが悪い方や歯磨きが苦手な方です。このような方は、磨き残しが生じやすいため、放置していると虫歯や歯周病になるリスクが高いといえます。

歯科医院では、歯並びに合わせた歯磨き指導も受けられます。正しい歯磨きの仕方が身に付けば、セルフケアの質を高められるでしょう。

虫歯になりやすい方

虫歯になりやすい方は、1〜2ヵ月に1回はクリーニングを受けるとよいでしょう。以下に当てはまる場合、虫歯になるリスクが高いため、特に注意が必要です。

  • 甘いものをよく摂る方
  • ダラダラ食べをしている方
  • 食生活が乱れている方
  • 詰め物や被せ物が多い方

1日のうち、食べ物がお口の中にある時間が長ければ、虫歯のリスクは高まります。特に、甘いものが好きな方、間食が多い方は注意が必要です。また、以前受けた治療で詰め物や被せ物が多い場合、段差ができることで磨き残しが生じやすくなります。

1〜2ヵ月に1回の頻度でクリーニングを受けることで、虫歯の予防につながるでしょう。

歯周病と診断された方

歯周病と診断されている方は、1〜2ヵ月に1回の頻度でクリーニングを受けることが推奨されます。

歯周病はクリーニングによって進行を食い止めることはできても、元の状態に戻すことはできません。すでに歯周病と診断されている場合、通院しなくなると症状が悪化する可能性があります。そのため、継続的にクリーニングを受け、歯周病の悪化を防ぐことが大切です。

喫煙習慣のある方

喫煙者の方は非喫煙者の方に比べると歯周病になるリスクが高いといわれています。タバコに含まれる成分によって免疫力が低下し、細菌感染のリスクが高まるからです。

また、ヤニによる着色汚れや口臭のリスクも高まるため、1〜2ヵ月に1回の頻度でクリーニングを受けるのがよいでしょう。

まとめ

歯医者でクリーニングをし奇麗な歯で笑顔になる女性

毎日の歯磨きだけではすべての汚れを除去することは難しいため、定期的に歯医者でクリーニングを受けることが大切です。

歯医者で歯のクリーニングを受け、歯ブラシだけでは落としきれない汚れを除去することで、虫歯や歯周病の予防につながります。また、歯の表面を磨くことで、着色汚れを除去できるのもメリットです。

お口の健康を守るためにも、定期的に歯医者でクリーニングを受けましょう。

歯のクリーニングを検討されている方は、東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、子育て中のママとお子様に優しいクリニックを目指して、根管治療や入れ歯治療、ホワイトニング、小児歯科などさまざまな診療を行っています。診療案内ページもぜひご覧ください。

ゆずり葉歯科

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〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-16-1

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