インビザラインの期間は?長引くケースや長引かせない方法も徹底紹介

2025年01月22日(水)

こんにちは。東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」です。

インビザラインの治療期間イメージ

インビザライン治療に興味はあるけれど治療期間がどのくらいかかるのかと気になってはいませんか。治療期間は、歯並びや症状によって異なります。

本記事では、インビザラインの平均的な治療期間や治療が長引くケースなどについて解説します。インビザラインの治療期間が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

インビザラインとは

インビザラインのイメージ

インビザラインとは、透明で取り外し可能なマウスピース型の矯正装置を使用した治療法です。

アメリカのアライン・テクノロジー社が1997年に開発したマウスピースブランドで世界中の多くの方に採用されています。多くの治療実績があり、マウスピース矯正のなかでもっともポピュラーなブランドです。

マウスピース矯正が誕生する前は主にブラケットとワイヤーを用いたワイヤー矯正が主流でした。ワイヤー矯正は、口をあけたときに装置が目立つことがあります。また、固定式のため食事に制限があったり、ブラッシングしにくかったりする点もデメリットといえます。

一方、インビザラインは、透明なマウスピースを使用するため目立ちにくく、従来のワイヤー矯正に比べて審美性に優れている点が特徴です。また、装置を取り外すことができるため、普段通りに食事や歯磨きができます。

インビザラインでは、一人ひとりの歯列に合わせてカスタムメイドのマウスピースを作製します。以前は適応範囲が限定的でしたが、技術の進歩により軽度から中程度の不正咬合まで幅広いケースに対応できるようになりました。そのため昨今、選択する方が増えてきています。

治療を検討する際には、歯科医師による診断を受け、自身に合ったプランを立てることが大切です。

インビザラインの期間

インビザラインの治療期間イメージ

インビザラインの治療期間は、歯並びや噛み合わせの状態、治療する範囲によって異なります。インビザラインには、大きく分けて部分矯正と全体矯正があります。

部分矯正は前歯の軽度なズレや隙間を改善する治療です。治療期間は半年〜1年程度が目安となります。部分矯正は、マウスピースの枚数が少なく、全体矯正に比べると短期間で効果が得られるのが特徴です。

一方、全体矯正は、奥歯を含めた歯列全体を整える治療法です。歯並び・噛み合わせによって期間は異なりますが、一般的には2〜3年程度かかります。

インビザラインの治療期間が長くなるケース

歯周病によりインビザラインの治療期間が長くなるイメージ

インビザラインの治療期間が想定以上に長くなるケースもあります。以下に、インビザラインの治療が長引く主なケースをご紹介します。

重度の不正咬合の場合

歯並びや噛み合わせの乱れが重度のケースでは歯を移動させる距離が大きくなるため、治療が長引く傾向があります。軽度のズレであれば部分矯正の適応となるため、半年〜1年程度で治療できることが多いですが、複雑な症例では2年以上かかることも珍しくありません。

歯を適切な位置に移動させるには、段階を踏む必要があるため、治療期間が長期化する場合があるのです。

装着時間・交換時期を守れていない場合

インビザライン矯正を計画どおりに進めるためには、マウスピースを1日20時間以上装着する必要があります。また、歯科医師に指示された時期に新しいマウスピースに交換しなければなりません。

インビザラインでは、マウスピースを装着・交換しながら少しずつ歯を動かしますが、装着時間が短いと計画通りに歯が動きません。そのため、治療期間が延びる可能性があるのです。

食事やブラッシングをしたあとにマウスピースの装着を忘れるケースが多いため注意が必要です。歯科医師の指示通りにマウスピースを装着・交換しましょう。

矯正中に虫歯や歯周病になった場合

矯正治療中に虫歯や歯周病になると一時的に治療を中断しなければならない場合があります。これによって、インビザラインの治療期間が延びる可能性があるのです。

マウスピースを装着すると自浄作用のある唾液が歯に触れにくくなるため、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。食後はしっかりとブラッシングをおこなうこととマウスピースの洗浄をおこなうことが大切です。

マウスピースを紛失・破損した場合

マウスピースを紛失・破損すると作り直しが必要になるケースがあります。マウスピースの作り直しには時間がかかるため、計画よりも治療期間が延びる可能性があるのです。

インビザラインで使用するマウスピースは取り外しが可能ですが、適切に取り扱わないと紛失・破損する可能性があります。マウスピースの紛失・破損を防ぎ、治療を計画どおりに進めるためには、マウスピースを取り外したら専用のケースに保管することが大切です。

マウスピースの追加が必要な場合

インビザラインの治療途中で歯が計画通りに動いていないと判断された場合、治療計画を見直し、追加のマウスピースが必要になる場合があります。これをリファインメントといいます。

マウスピースを追加で作製する場合には、時間がかかり、治療期間が延長になる場合があるのです。

インビザラインの期間を長引かせないためにできること

インビザラインの期間を長引かせないためにフロスで口腔内を清潔に保つ女性

インビザライン矯正を計画どおりに進めたいと考えている方は少なくないでしょう。以下に、インビザラインの治療期間を長引かせないためにできることを解説します。

装着時間を守る

インビザラインの治療期間を長引かせないためには、マウスピースの装着時間を守ることが大切です。上述のとおり、マウスピースの装着時間を守らないと歯が計画どおりに動かず、長引く可能性があります。

マウスピースは1日20時間以上装着しましょう。装着時間を守るためには、食後にブラッシングをしたらすぐにマウスピースを装着する習慣をつけることが大切です。つい装着を忘れてしまう方は、装着時間を記録できるアプリを活用するとよいでしょう。

マウスピースを正しく装着する

マウスピースとご自身の歯が正しくフィットしていないと、歯が思うように動きません。マウスピースを装着したら、歯にしっかりとフィットしているか確認しましょう。マウスピースを装着したあとにはチューイーというアイテムを使用することが推奨されます。

チューイーとは、シリコンでできたロール状のチューブのことです。マウスピースを装着したあとにチューイーを噛むことで、歯列にしっかりとフィットさせることができます。

それでもうまく装着できていないと感じる場合には、歯科医院を受診して装着方法を確認してもらいましょう。

治療中の定期チェックを怠らない

インビザラインの治療中は1〜2か月に1回の頻度で歯科医院を受診して歯の動きをチェックしてもらう必要があります。歯科医師に指示された通院頻度が守れていないと、お口の中にトラブルが生じていても発見が遅れ、計画どおりに治療が進まなくなる可能性があるでしょう。

治療期間を長引かせないためには、歯科医師に指示された時期に通院することが大切なのです。

セルフケアを徹底する

インビザラインの治療期間を長引かせないためには、セルフケアを徹底することも重要です。上述のとおり、マウスピースを装着していると、歯に自浄作用がある唾液が触れにくくなります。これによって、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。

治療中に虫歯や歯周病になると状態によっては一時的に矯正治療を中断しなければならないケースもあります。計画どおりに治療を進めるためにも、毎食後のブラッシングやフロスの使用を習慣化し、口腔内を清潔に保つように心がけましょう。

また、マウスピースにも汚れや細菌が付着するため、外した際に清掃を忘れずにおこなうことも大切です。

まとめ

インビザラインで歯列が整った笑顔の女性

インビザラインの治療期間は、歯並びの状態によって異なりますが、部分矯正の場合は半年〜1年程度、全体矯正の場合は2年〜3年程度が一般的です。

しかし、マウスピースの装着時間を守らなかったり、虫歯や歯周病になったりすると、治療が長引く可能性があります。

治療をスムーズに進めるためには、マウスピースの装着時間を守ることや、定期的な通院を欠かさないことが重要です。また、しっかりとセルフケアを行って、お口の中を清潔に保ちましょう。

インビザラインを検討されている方は、東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、子育て中のママとお子様に優しいクリニックを目指して、根管治療や入れ歯治療、ホワイトニング、小児歯科などさまざまな診療を行っています。診療案内ページもぜひご覧ください。

ゆずり葉歯科

TEL 03-6661-0070

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-16-1

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