マウスピース矯正とワイヤー矯正の値段を比較|それぞれの特徴も紹介
こんにちは。東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」です。
矯正治療を検討している場合、マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらで治療を受けるか悩まれている方も多いでしょう。矯正治療の種類による値段の違いが気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、マウスピース矯正とワイヤー矯正の値段の違いについて詳しく解説します。それぞれの治療法の特徴についても説明していますので、矯正治療の種類の選択で悩まれている方は、ぜひご参考にしてください。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の値段の違い
全体矯正の場合、マウスピース矯正の費用相場は60〜100万円程度です。マウスピース矯正には様々なブランドがあるため、種類によって費用は大きく異なります。
ワイヤー矯正の全体矯正の費用相場は、70〜150万円程度です。ワイヤー矯正の場合も、装置の種類や治療法によって費用が異なります。
ワイヤー矯正には、表側矯正と裏側矯正があります。名前の通り、装置を歯の表側(頬側)煮付けるか、歯の裏側(舌側)につけるかの違いです。
表側矯正は70〜100万円程度、裏側矯正は100〜150万円程度が相場でしょう。見えやすい上の歯は裏側矯正、目立ちにくい下の歯は表側矯正を行うハーフリンガル矯正の相場は、80〜130万円程度が相場です。
矯正治療は基本的に自由診療で、歯科医院が独自に料金を設定できます。そのため、費用は歯科医院ごとに異なります。ご自身の正確な治療費が知りたい場合は、矯正治療を受ける予定の歯科医院で確認しておいたほうがいいでしょう。
マウスピース矯正の特徴
マウスピース矯正とは、マウスピースを装着して矯正力を加えて歯を動かし、歯並びを整える矯正治療です。マウスピースを1日に20〜22時間以上装着する必要がありますが、使用するマウスピースは透明で取り外しができます。
マウスピース矯正には様々なメリットがあるのと同時に、デメリットも存在します。
メリット
マウスピース矯正の最大のメリットは、装置が目立ちにくいことです。透明なマウスピースを使用するため、装着していることがわかりづらいです。見た目を気にせずに矯正を続けることができるでしょう。
マウスピースは目立ちにくいだけでなく取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際にストレスを感じることもないでしょう。口腔ケアがしやすいため、虫歯や歯周病のリスクも低減できます。
また、マウスピースには金属を使用していないため、金属アレルギーの心配がない点もメリットと言えます。
デメリット
マウスピース矯正のデメリットには、自己管理が求められる点が挙げられます。マウスピースの装着時間が不足すると歯が計画通りに動かず、治療期間が延びる可能性があるでしょう。マウスピースを紛失したり破損したりすると、追加の費用が発生する可能性もあります。
装着時間だけでなく、マウスピースの洗浄や保管などを正しく行う必要もあるため、管理が難しいと感じる方には向いていないかもしれません。
また、マウスピース矯正は、複雑な症例には対応できない場合があるでしょう。
ワイヤー矯正の特徴
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を接着し、ワイヤーを通して歯に矯正力を加える矯正治療です。マウスピース矯正とは違い、装置が固定式である点が特徴です。
ワイヤー矯正にも、メリットとデメリットが存在します。
メリット
ワイヤー矯正は、昔から用いられている矯正治療法のため治療実績が豊富で、幅広い症例に対応できます。ワイヤーの細かな調整が可能で、計画的に治療を進めることができるのも大きなメリットでしょう。
また、装置が固定式されているため自己管理の必要がなく、生活のうえでの負担も少ないと言えます。
デメリット
ワイヤー矯正には、装置が目立ちやすいというデメリットがあります。装置が固定されているため、食べ物が引っかかったり歯磨きがしにくかったりすることもデメリットでしょう。
装置の周りに汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まるため口腔ケアに注意が必要です。また、口内の粘膜が装置に擦れて口内炎ができやすい点もデメリットの一つです。
マウスピース矯正ができない症例
マウスピース矯正は、年々治療の幅が広がっています。さまざまな症例に対応できるようになってきていますが、大きく歯を動かす必要がある症例などは、マウスピース矯正だけでは治療が難しいケースもあるでしょう。
その場合、ワイヤー矯正で治療をするか、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用するかを検討しなければなりません。
ほかにも、骨格が原因である不正咬合は、一般的な矯正治療だけでは改善できないことが多いです。外科手術と矯正治療を組み合わせた外科矯正が必要になるでしょう。
ご自身の歯並びがマウスピース矯正で治療が可能かどうかは、歯科医院を受診して確認してもらってください。
ワイヤー矯正ができない症例
ワイヤー矯正は幅広い症例に対応できます。マウスピース矯正では対応できない症例の場合も、治療が可能なケースが多いでしょう。
しかし、ワイヤー矯正の場合も、骨格が原因である不正咬合は治療できないことが多いといえます。骨格に問題がある場合は、外科矯正が必要です。
また、矯正範囲にインプラントが入っている場合や重度の歯周病の場合も、矯正治療を受けられない可能性が高いです。
矯正治療では、歯根膜に力が加わることで骨の吸収と再生が繰り返されて歯が動きます。そのため、歯根膜のないインプラントや、重度の歯周病で顎の骨が溶けている歯は、どの矯正治療も受けられないでしょう。
ただし、軽度〜中等度の歯周病であれば、歯周病の治療を終えてから矯正治療が可能になる場合もあります。
歯列矯正をするメリット・デメリット
歯列矯正は、歯並びを整えて見た目を改善できる以外にも、機能面も向上させられます。そのため、矯正治療によって得られるメリットは大きいでしょう。
しかし、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など矯正の種類に限らず、歯列矯正にはメリットとデメリットの両方があります。どちらもよく理解したうえで、矯正治療を検討する必要があるでしょう。
歯列矯正のメリット
矯正治療の具体的なメリットとしては、歯並びが整うことで見た目が美しくなるだけでなく、歯磨きがしやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが減少する点が挙げられます。
また、噛み合わせが正しくなることで咀嚼機能が向上し、しっかり噛めるようになるでしょう。不明瞭だった発音が改善されることもあります。
機能面が向上することで自信を持って笑えるようになるなど、心理的な面でも大きなメリットがあるでしょう。
歯列矯正のデメリット
歯列矯正にはデメリットもあります。装置が粘膜にあたり口内炎が起きやすくなることや、食事や歯磨きで不便さを感じることが少なくないでしょう。歯を動かす際には痛みを感じる場合もあります。
さらに、矯正治療には基本的に保険が適用されません。治療費が高額になり、経済的な負担が大きい点もデメリットと言えるでしょう。
まとめ
ワイヤー矯正の費用相場は70〜150万円程度で、マウスピース矯正の費用相場は60〜100万円程度です。マウスピース矯正のブランドやワイヤー矯正の装置の種類などによって費用は異なります。
また、矯正治療は基本的に自由診療のため、歯科医院によって費用が異なるでしょう。ご自身の場合にかかる値段は、矯正治療を受ける予定の歯科医院で確認しておきましょう。
ワイヤー矯正は、治療実績が豊富で適応症例の幅も広いです。マウスピース矯正は、透明のマウスピースを使用することから装置が目立ちにくく、人気が高い治療法です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、ご自身のライフスタイルや性格に合う治療法を選択するといいでしょう。
歯列矯正を検討されている方は、東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、子育て中のママとお子様に優しいクリニックを目指して、根管治療や入れ歯治療、ホワイトニング、小児歯科などさまざまな診療を行っています。診療案内ページもぜひご覧ください。