日常生活でできる虫歯予防のための9つの習慣を詳しく解説!

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こんにちは。東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」です。

歯磨きで虫歯予防する女性

毎日丁寧に歯磨きをしているつもりでも、検診で虫歯が見つかってショックを受けた経験はないでしょうか。虫歯は原因やリスクを正しく理解していないと、気づかないうちに進行し、大切な歯を失う原因になってしまいます。

この記事では、虫歯ができる仕組みをはじめ、効果的な歯磨きの方法や食生活のポイント、年齢ごとの予防策について解説します。

自分や家族の歯を健康に保ちたい、正しい予防知識を身につけたい方は、ぜひ参考にしてください。

虫歯予防とは?

虫歯予防とは何か考えるイメージ

虫歯予防を正しく行うには、なぜ虫歯ができるのか、その仕組みを理解することが出発点になります。ここでは、虫歯の原因と進行の流れをわかりやすく説明します。

虫歯はどうやってできるのか

虫歯は、口の中の細菌が作る酸によって歯が溶けていく病気です。歯の表面にはプラークと呼ばれるネバネバした汚れが付き、この中にいる細菌が糖分をエサにして酸を作ります。その酸が歯の表面のエナメル質を溶かし続けることで、虫歯が進行していきます。

虫歯予防の考え方

虫歯予防では、この三つの要因をできるだけコントロールすることが大切です。歯の質を強くするためにフッ素を活用し、虫歯菌を減らすために毎日の歯みがきを丁寧に行い、糖分のとり方を工夫して酸が作られる時間を短くすることが基本的な考え方になります。

虫歯になる原因とは?

虫歯の原因のイラスト

虫歯の原因は、以下の3つです。

  • 細菌
  • 糖質
  • 歯質

これらの3つの原因が重なり合い、時間が経過することで虫歯が発生します。虫歯の原因について、それぞれ詳しく解説します。

細菌

虫歯の直接的な原因は、歯の表面に付着するプラーク(歯垢)に潜むミュータンス菌です。ミュータンス菌が糖質をエサにして酸を作り出し、酸によって歯が溶かされた状態が虫歯です。

酸によって歯の成分であるカルシウムやリンが溶かされ、歯が脆くなりスカスカの状態になります。

糖質

糖質は、虫歯の原因であるミュータンス菌が酸を作り出す際の材料として使われます。間食が多かったり食後に歯磨きをしなかったりすると、長時間歯が酸にさらされて虫歯のリスクが高まります。

歯の質

歯の質が弱いことも虫歯の原因になります。乳歯が生えたばかりの赤ちゃんや永久歯に生え変わったばかりのこどもは、歯の質が弱く虫歯になりやすいため注意が必要です。

毎日の歯みがきでできる虫歯予防

虫歯予防で毎日使用する歯ブラシ

虫歯予防の中心となるのが、毎日の歯みがきです。同じ回数みがいていても、みがき方や道具の選び方によって効果は大きく変わります。この章では、虫歯予防につながる歯みがきのポイントを解説します。

正しい歯みがきのタイミングと回数

歯みがきは、朝と夜の一日二回以上行うことが虫歯予防に役立ちます。特に重要なのは就寝前の歯みがきで、寝ている間は唾液の量が減り、虫歯菌が活動しやすくなります。

そのため、寝る前には丁寧に時間をかけてプラークを落とすことが大切です。

食後すぐにみがくべきかどうか

食後は口の中が一時的に酸性に傾いており、すぐに強くこすると歯の表面を傷つける可能性があるといわれています。酸性の飲み物や食べ物をとった直後は、うがいをしてから少し時間をおいて優しくみがくと安心です。ただし、だらだらと時間をあけすぎるとプラークが増えるため、毎日の生活リズムに合わせて無理なく続けられるタイミングを決めることが重要です。

虫歯予防に適した歯ブラシの選び方

歯ブラシは、毛先が細く、ヘッドが大きすぎないものを選ぶと細かい部分まで届きやすくなります。硬さはふつう程度が一般的ですが、歯ぐきが弱い方や知覚過敏がある方は、やわらかめを選ぶと負担を減らせます。

毛先が開いた歯ブラシは汚れを落とす力が弱くなるため、見た目で広がりがわかるようになったら交換することが望ましいです。

子どもの歯ブラシのポイント

子どもの歯ブラシは、年齢や口の大きさに合った小さめのヘッドを選ぶとみがきやすくなります。持ち手は太めで握りやすいものが、子ども自身がみがく練習をするときに適しています。

仕上げみがき用には、大人が持ちやすく、子どもの口の奥まで届きやすい形状のものを選ぶと、虫歯予防に役立ちます。

歯みがきの当て方と動かし方

歯ブラシは、歯と歯ぐきの境目に毛先がきちんと当たるように持ち、小さく細かく動かすことがポイントです。力を入れすぎると歯ぐきを傷つけたり、歯の表面を削ってしまうことがあるため、ペンを持つような軽い力で動かします。

一本一本の歯を意識しながら、外側、内側、かみ合わせの面を順番にみがくと、みがき残しを減らせます。

歯と歯の間のケア

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを完全に取り除くことは難しいとされています。虫歯予防のためには、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することが効果的です。

特に、歯と歯の間から虫歯になりやすい方や、詰め物や被せ物が多い方は、歯科医師や歯科衛生士に自分に合った道具や使い方を相談すると安心です。

食生活を見直して虫歯を予防する

笑顔で食事をする家族

虫歯予防では、歯みがきだけでなく、毎日の食生活も大きな役割を果たします。何をどのように食べるかを意識することで、虫歯のリスクを大きく減らすことができます。

間食の回数と虫歯の関係

虫歯菌は、糖分をエサにして酸を作ります。甘いものを食べる量だけでなく、食べる回数が多いと、口の中が酸性の状態にある時間が長くなり、虫歯になりやすくなります。そのため、間食は時間と回数を決めてとり、だらだらと食べ続けないことが虫歯予防につながります。

飲み物の選び方

ジュースやスポーツドリンク、加糖されたお茶やコーヒーなどを頻繁に飲むと、知らないうちに糖分を多くとってしまうことがあります。虫歯予防のためには、普段の水分補給を水や無糖のお茶にすることが望ましいです。

甘い飲み物を飲む場合は、食事やおやつの時間にまとめてとり、その後に歯みがきやうがいを行うとリスクを減らせます。

虫歯予防に役立つ食べ方の工夫

食事の時間を規則正しくし、よく噛んで食べることは、唾液の分泌を促し、虫歯予防に役立ちます。唾液には、酸を中和したり、歯の表面を修復する働きがあるためです。

硬すぎる食品を無理にとる必要はありませんが、噛みごたえのある食材を適度に取り入れることで、自然と噛む回数が増えます。

子どものおやつの考え方

子どものおやつは、食事で不足しがちなエネルギーや栄養を補う「小さな食事」と考えると、虫歯予防と栄養バランスの両方を意識しやすくなります。

甘いお菓子だけでなく、果物やチーズ、さつまいもなど、砂糖の少ない食品を組み合わせると、虫歯のリスクを抑えながら満足感も得られます。

フッ素やシーラントなど専門的な虫歯予防

フッ素塗布のイメージ

歯科医院では、家庭でのケアだけでは補いきれない部分をサポートするために、フッ素塗布やシーラントなどの専門的な虫歯予防処置を行っています。ここでは、それぞれの特徴と役割を説明します。

フッ素による虫歯予防

フッ素は、歯の表面を酸に溶けにくくし、初期の虫歯を修復する働きを助ける成分です。歯科医院で行うフッ素塗布や、家庭で使うフッ素入り歯みがき剤は、虫歯予防に広く利用されています。

歯科医院で行うフッ素塗布

歯科医院でのフッ素塗布は、濃度の高いフッ素を歯の表面に塗る処置です。短時間で終わり、痛みを伴わないため、子どもにも受けやすい予防方法です。

ただし、一度の塗布で虫歯にならなくなるわけではなく、定期的に継続することで予防効果が期待できます。頻度や時期は、年齢や虫歯のリスクによって異なるため、歯科医師と相談しながら決めることが大切です。

フッ素入り歯みがき剤の使い方

家庭で使う歯みがき剤にも、フッ素が含まれているものが多くあります。年齢に応じた適切な量を使い、みがいた後は少量の水で一回だけうがいをすることで、フッ素が歯の表面に残りやすくなります。飲み込まないように注意しながら、毎日の歯みがきに取り入れると、虫歯予防に役立ちます。

シーラントによる奥歯の虫歯予防

シーラントは、奥歯のかみ合わせの溝を樹脂で埋めることで、汚れがたまりにくくする虫歯予防処置です。特に、生えたばかりの永久歯の奥歯は溝が深く、虫歯になりやすいため、シーラントが有効とされています。

シーラントのメリットと注意点

シーラントは、歯を大きく削ることなく行える予防処置であり、痛みもほとんどありません。ただし、時間の経過とともに一部が欠けたりすり減ったりすることがあるため、定期検診で状態を確認し、必要に応じて追加や修理を行うことが重要です。

シーラントをしていても、歯みがきや食生活の工夫を怠ると、他の部分から虫歯になる可能性があるため、総合的な予防が欠かせません。

年齢別にみる虫歯予防のポイント

年齢別にみる虫歯予防のポイントのイメージ

虫歯予防で大切なことは共通していますが、年齢によって注意すべきポイントやケアの方法は少しずつ変わります。この章では、乳幼児期から大人まで、年代ごとの虫歯予防の考え方をまとめます。

乳幼児期の虫歯予防

乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯が進行しやすいといわれています。乳歯だからといって放置すると、永久歯の生え方や噛み合わせに影響することがあるため、早い時期からの虫歯予防が重要です。

歯が生え始めた頃のケア

最初の歯が生えてきたら、清潔なガーゼや専用の歯ブラシで優しく汚れを拭き取る習慣をつけます。授乳やミルクの後にそのまま寝かしつけると、口の中に糖分が残りやすくなるため、可能な範囲で口の中をきれいにしてから寝かせると虫歯予防に役立ちます。

仕上げみがきの重要性

自分で歯ブラシを持てるようになっても、子どもだけの歯みがきではどうしてもみがき残しが出やすくなります。虫歯予防のためには、小学校低学年頃までは保護者による仕上げみがきを続けることが望ましいです。

嫌がる場合は、短い時間から始めて、声かけや遊びの要素を取り入れながら、少しずつ慣らしていくと続けやすくなります。

学童期の虫歯予防

学童期になると、乳歯と永久歯が混ざって生えている時期が続きます。この時期の奥歯の永久歯は、溝が深くみがきにくいため、虫歯になりやすいとされています。

自分みがきの習慣づけ

この年代では、自分でしっかり歯みがきをする習慣を身につけることが大切です。とはいえ、まだみがき残しが多いこともあるため、鏡を見ながらみがく練習をしたり、歯科医院で染め出しを行ってもらい、どこに汚れが残りやすいかを一緒に確認することが虫歯予防に役立ちます。

部活動やおやつとの付き合い方

成長とともに、スポーツドリンクや甘い飲み物をとる機会が増えることがあります。虫歯予防のためには、飲む回数やタイミングを意識し、普段は水やお茶を選ぶようにすることが望ましいです。

部活動の前後に甘い飲み物を頻繁にとる習慣がある場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談しながら、無理のない範囲で見直していくと安心です。

成人期・高齢期の虫歯予防

成人期以降は、歯ぐきが下がることで歯の根元が露出し、根元の虫歯が増える傾向があります。また、加齢や服用している薬の影響で唾液の量が減ると、虫歯のリスクが高まることがあります。

根元の虫歯と歯周病への配慮

歯の根元はエナメル質に比べて柔らかく、虫歯が進行しやすい部分です。歯ぐきとの境目を意識して丁寧にみがき、必要に応じて歯間ブラシなどを併用することが虫歯予防に役立ちます。

また、歯周病が進行すると歯ぐきが下がり、さらに虫歯になりやすくなるため、虫歯予防と同時に歯周病のケアも重要になります。

入れ歯やブリッジがある場合の注意点

入れ歯やブリッジの周りには、汚れがたまりやすい部分が多くあります。専用のブラシや清掃用具を使い、毎日ていねいにお手入れをすることが、残っている歯の虫歯予防につながります。

お口全体の状態は年齢とともに変化するため、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。

定期検診とプロフェッショナルケア

歯医者の定期検診のイメージ

毎日のセルフケアに加えて、歯科医院での定期検診とプロフェッショナルケアを組み合わせることで、虫歯予防の効果を高めることが期待できます。この章では、その役割と通院の目安について解説します。

定期検診でわかること

定期検診では、虫歯の有無だけでなく、歯ぐきの状態や噛み合わせ、詰め物や被せ物の適合など、口の中全体を確認します。自覚症状がない初期の虫歯や、歯みがきでは落としきれないプラークや歯石の付着部位を早期に見つけることができるため、重症化を防ぐことに役立ちます。

受診の頻度の目安

定期検診の頻度は、虫歯や歯周病のリスクによって異なりますが、多くの場合、三か月から半年に一度の受診が勧められています。

過去に虫歯や歯周病の治療歴が多い方や、全身疾患の影響で口腔状態が変化しやすい方は、より短い間隔での受診が適している場合もあります。自分に合った頻度は、歯科医師と相談して決めることが大切です。

歯科衛生士によるクリーニング

歯科衛生士が行う専門的なクリーニングでは、歯みがきでは取りきれない歯石や、着色汚れを除去します。

歯石はプラークが硬くなったものであり、その表面には新たなプラークが付きやすくなるため、定期的に取り除くことが虫歯予防と歯周病予防の両方に役立ちます。

クリーニング後のメリット

クリーニング後は歯の表面がなめらかになり、プラークが付きにくい状態になります。また、自分では気づきにくいみがき残しの傾向を指摘してもらえるため、日々のセルフケアの質を高めるきっかけにもなります。

痛みが出てから受診するのではなく、予防のために通うことで、結果的に治療の回数や負担を減らせる可能性があります。

まとめ

家族みんなで虫歯予防の歯磨きをする様子

虫歯を予防するためには、虫歯ができる仕組みを正しく理解し、毎日の習慣を見直すことが大切です。

日々の丁寧な歯磨きでプラークを除去することはもちろん、糖分の摂り方を工夫する食生活や、フッ素を活用して歯質を強化することも効果的です。また、年齢やお口の状況に合わせて、適切なケア方法を取り入れていく必要もあります。

しかし、セルフケアだけでは落としきれない汚れや、自覚症状のない初期虫歯が存在することもあります。確実な予防のためには、歯科医院での定期検診やクリーニングといったプロフェッショナルケアを組み合わせることが重要です。

ご自身やご家族の虫歯予防に関心がある方は、東京都中央区日本橋にある歯医者「ゆずり葉歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は、子育て中のママとお子様に優しいクリニックを目指して、根管治療や入れ歯治療、ホワイトニング、小児歯科などさまざまな診療を行っています。診療案内ページもぜひご覧ください。

ゆずり葉歯科

TEL 03-6661-0070

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