患者さんによく聞かれる質問②
患者さんによく聞かれる質問
『こどもの頃は虫歯になると痛くて仕方なかったのですが今は全く痛くないので虫歯はないと思います』
質問というか痛くないから虫歯はないはず!と自己判断されてしまっている方、まあまあいらっしゃいます
あとは
『前医の判断を自己都合よく信じている方』
もちろん全く構わないのですが、私は私の診たてをお話しさせていただくので、その時は素直に聴いていただけると嬉しいなって思います
話が少しそれましたが 痛くないか痛いかだけで虫歯のある無しを自己判断するだけで本当に正しい判断が出来るのでしょうか
でも、患者さんにはそれしか判断の方法がないですよね?
それも事実だと思うのです
しかしながら その歯が神経を取っている歯ならどうでしょうか?
神経を取っている場合は感じないのですから痛くも痒くもないのです
もちろん虫歯になっているか否かの判断は脳には出来ません
神経がある場合でも感じられない方も多数いらっしゃいます
噛み締めや歯ぎしりをしている方です なぜそうなのかというと
噛み締めや歯ぎしりをしている方の歯はそうでない方に比べて過酷に仕事をさせられています
いうならばブラック企業にお勤めの社員さんと一緒です
過酷な労働で辛かったら身も心もボロボロですよね
そうならない様に人間の場合は先ず心を閉じてしまいます
何も感じなければ、辛くないですから
歯の場合も同じで 過酷な労働に耐えるべく色々と歯の方も対策をたててきますが
その中でも感じない様にするべく『狭窄』といって神経の入っている部屋を狭く 細くしてしまいます これにより鈍くなるので よほど酷くならない限りは痛くもないけれど 痛くなった時にはもう神経を取らねばならない状態まで進んでしまっているという事です
言い方を変えて分かりやすく忖度なしで言うと
歯は老化により痛みを感じづらくなるので痛いから痛くないかの判断は一か八かの賭けのような状態になってしまうということです そうならない為にも 歯医者の診る目やレントゲン 時には虫歯を数値化する道具などを組み合わせて使う事により正しい客観的な判断が出来るといいですよね